子どもの兄弟ゲンカを効果的に解決する8つの方法

子育て方法

一人以上の子どもを持つ親は、常に兄弟ゲンカを仲裁したり、どっちが悪いだの判断したりしなければならない環境にあると思います。どんなに仲の良い兄弟だとしても対立したりケンカしたりすることはあるものです。

このような日常的に起こる子どもの兄弟ゲンカによって疲弊してしまっている親御さんもたくさんいると思います。実は子どものケンカは、少しの洞察力と忍耐力をもつことによって効果的に解決することが出来るのです。

幼少期から兄弟・姉妹の絆が確立され、子どもたちが自分の兄弟や姉妹とのケンカをコントロールする方法を教えられた時、ケンカすること自体がほとんどなくなってきます。子どもたちが自分たちの違いを乗る越える方法を学ぶと、兄弟間を含めた家族の絆が強くなります。

兄弟ゲンカの基本的な原因

まずは、なぜ兄弟ゲンカが起こるのか、その原因について考えていきます。誰が掃除をするのか、どのテレビ番組を見るのか、誰が何色のお皿を使うかなど、ちょっとした小競り合いがより大きな問題に発展する可能性が高いです。

時として問題は子ども同士の人格の衝突であることもあります。子どもによっては、ママやパパは自分ではなく弟や妹、姉や兄といったほかの兄弟の方をひいきしていると感じる場合もあります。また、小さい子どもは、自分が小さいから兄や姉と比べて少ししか与えられてないと感じて怒っている可能性もあります。その他、自分はおとなしく落ち着いた環境で遊びたいのに、兄弟は走り回って大きな声を出して遊びたいことによって衝突する事もあります。

兄弟ゲンカをどうやってコントロールするのか?

原因が何であれ、子どもの兄弟間での良い人間関係を育むために親としてできる最善の事を行い、ケンカしたときの子ども同士の関係を損なうことがないようにすることがとても大切です。ここでは子どものケンカを効果的に解決する方法を8つ紹介したいと思います。

1.ケンカや揉め事に前向きに対処する方法を伝える

相手の立場に立って物事を考えるなど、前向きな方法で意見の違いをコントロールする方法を学んだ子どもたちは、問題を解決してケンカを乗り越えるための良い心構えが身に付きます。

さらにこの対処法を教える事によって、子供の将来にも非常に大きなメリットがあります。兄弟間でのいざこざを防ぎ、問題を解決する方法を学んで成長した子どもは、将来自分で持つ家庭や職場において、人間関係における妥協案の交渉力と解決力に優れる可能性が高いです。

2.兄弟仲良しなことが家族にとって重要だと伝える

家族とはチームみたいなものであることを子どもに伝えてください。そして他の優れたチームと同様に、ママ、パパ、子どもたちの全員が楽しく愛情のある家庭を作るために協力する必要があることを伝えましょう。家族間の争い(主に兄弟ゲンカ)は、チーム全体(家族)を傷つける可能性があることを理解してもらいましょう。

3.ケンカに介入する

子どもの兄弟ゲンカは子どもたちに自分で解決させることが最善の方法であると信じている親御さんがいると思います。子どもたちが前向きな形で自分たちの感情をコントロールしてケンカをやめる事が出いる場合は、子どもに任せて解決するという方法は間違っていないと思います。

しかし、子ども同士での言い争いが激しくなったり、手が出たりする場合は、すぐに介入するようにしてください。ママやパパが子どものやり取りを見ていなかった場合、子どもたちと一緒に座って何が起こったのかについて話し合いの場を設けてください。そして家でのルールとして「家ではいかなる種類の攻撃も受け入れる事はできない」ことについてしっかりと子どもに名言してください。

4.双方の意見を聞く

兄弟ゲンカの場合、どちらの言い分もしっかりと聞いてあげる事が大切です。話の途中で勝手に判断したりせず、しっかりとそれぞれの子どもの話を聞いてあげているという様に子どもに感じさせることが大切なのです。

多くの場合、子どもたちはケンカの原因や理由についてママやパパに説明した後、そして特に自分の立場や気持ちをしっかりと伝える事ができ、ママやパパが公正に聞いてくれたと感じた場合、子どもの気分は落ち着いて良くなる傾向にあります。

5.交渉の余地がないルールを説明する

これは嘘をつくことや相手に手を出したり攻撃したりすることを意味します。また、子どもたちに相手の立場に立って考える機会を与えてあげてください。自分が兄弟にした行為を自分が受けたらどんな気持ちになるか、手を出されたらどんな思いをするかなどをしっかりと考えさせる時間をとりましょう。

6.問題を明確にして話をさせる

ケンカ相手ではなく自分が何に対して怒りの気持ちがあるのか、その理由について集中するように子どもに教えてください。例えば、お兄ちゃんがいつもどんなゲームで遊ぶのかを勝手に決めていることに対して怒っている弟がいた場合、決して「ずるい、なんで勝手に選んでるんだよ!」など言わせるのではなく、何が問題であると弟に理解させる必要があります。

要するにお兄ちゃんの行動に焦点をあわせるのではなく、問題について具体的に説明することで(上記の例の場合はゲームの選択について平等に発言すること)お互いの性格や人格を否定するのではなく、問題と解決策について話し合うことが出来るようになります。

7.子どもたちに解決策を聞いてみる

お互いにとって納得がいく妥協案や解決策を子どもたち自身で考えだしてもらう様に話してください。ここで重要なことは、お互いが相手の気持ちや立場に立って物事を考えられるようになることです。まだ小さい子どもの場合、親であるあなたが上手にリードして上げてください。

8.上手くいった問題解決行動をモデル化する

子どもは親を見て学びます。配偶者に対して、友人に対して、家族に対して起こる問題に対処する方法から問題解決する方法についてヒントを得ているのです。ですので、あなたが誰かと対立したり意見が合わない場合でも、相手に対して尊敬と愛情をもって接することができれば、子どもたちはその問題解決スキルを自分で学んで自然と取り入れることが出来る様になります。

親として一貫した態度で物事を貫きましょう。どんなに相手と揉めたとしても、決して他人の人格を非難するのではなく、物事や問題の原因を追究し、相手に対して尊敬の気持ちを忘れないで接するように努力してください。あなたのこうした行動が子どもにとってどれ程重要かわかりますよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました