不満を口に出すことをやめる6つの方法

子育て方法

あなたは1日にどれくらい不満を口にしますか?不満を口にすることで、あなた自身と周りの人間を否定的な環境になります。どんな種類の不満でも周りの空気は沈んでしまいます。自分が不満を口にするのか、誰かが不満を言っているのを聞いているのかは関係なく、我々の心は否定的な思考サイクルに陥ってしまうことがわかっています。

人間は平均1日に30回不満を口にするそうです。もちろん文句を全く口にしない人もいます。そういった人たちはなぜ不満を口にしないのでしょうか?そうした人々は自分自身はとても時には時には幸せな人間であると感じているからです。外から見たら、彼らの生活は他の人たちの生活と何ら変わりありません。

不満を口にしない人間は人から好かれます。そしてストレスが少なく長生きします。そうした事は研究の結果で明らかにされています。不満を口にしない事が良い事だとわかっていてもなかなかできないのが人というものです。しかも子育てをしている親であればなおさらです。

子育てはとても大変なものです。子どもにイライラさせられることも日常茶飯事です。しかし子供に対して不満を口にすることは子どもにとって非常に悪影響を与えてしまうのです。

不満を口にする事は子どもにとって悪影響

親と子はしばしばお互いの立場から相手に対して不平不満を口にすることがあります。「くつした脱いだら洗濯機にいれなさいって何回言ったらわかるの?」など、親の場合は子どもにとって「口うるさい存在」になります。子どもの場合は「みんなの親はやらせてくれるのに!」などと文句を言ってきます。

親が子どもに対して怒ったり文句を言うことによって、子どもの行動や考えを変えることが出来ると考えている人もいらっしゃると思いますが、実際にはそんなことはないのです。というよりも子どもを怒ることによって子どもたちの気分を害してやる気をそぎ、親の言う事を聞かなくなってしまうのです。

まず理解して頂きたい事が、親が子どもに文句を言っても子どもは変わらないという事です。子どもたちが新しい習慣やスキルを身につけるには、親がそうした環境を作ってあげることです。さらに子ども自身が満足な気持ちになったり、今の環境で自分のニーズが満たされたときに子どもは自ら変わっていきます。

ここで1つ明確にしておきたいことがあります。それは、悲しみなどの感情を子どもに伝える事と文句を言うことは違うという事です。親が自分のしてほしいことを子どもに伝えたり、子どもに対して敬意をもって指示する事は文句を言う事とは全く違います。

文句を言うという事は、今ある状況に対処するのではなく、人が行う行動の事を言います。目の前に起こっている状況に対して責任をもって行動するといった誠実な対応ができるようになることが大切です。

不満を口にする習慣を変える方法

  1. 不満を口に出しそうになったら、一度言葉を飲み込んで、深呼吸してください。自分が正しいかどうかという感情をコントロールし、どうしたらこの現状を前向きに変えることが出来るかを考えてください。非難する代わりに解決策を探しましょう。
  2. 「スーパーでの買い物中ずっと騒ぎっぱなしでうんざり」など、あなたは習慣的に不満を口に出していませんか?もしそうであれば、「子どもはあなたの言っていることを全て信じて、それに応えようと努力している」ということを覚えておいて下さい。
  3. 「なんで私以外は誰も片づけをしてくれないんだろ?」など、あなたは無力感から不満を口に出していませんか?その場合、まずは自分がやっていることが本当にやりたい事なのか確認してみてください。あなたには選択肢があるので。やらない選択をすることで状況を変える事もできます。
  4. 「何度も宿題しなさいと口を酸っぱくしてもうちの子は全然いう事を聞いてくれない」など、フラストレーションから不満を口に出していませんか?ある研究によると、子どもに宿題をしやすい環境を与えることによって子どもは良い習慣を身につける事ができるとされています。例えば子どもと一緒に座って何かをしている姿をみせるなどすれば、子どもも座って宿題をするように変化していきます。
  5. どんな理由であろうと不満が口から出る場合、どうすれば今の状況をかえることが出来るのかを考えてみましょう。子どもの片づけをゲームにしてみてはいかがですか?平日の夜テレビを消して一緒に話す時間を設けてみては?宿題を一緒にやってみては?小さい事でもやれることは沢山あります。まずはやれることを考えて実行してみましょう!
  6. 1週間、家族で「不平不満を言わないウィーク」を設けてみましょう。テーブルに透明な貯金箱を置いていき、不満を口に出した人は貯金箱の中に100円(金額は各家庭によって決めて下さい)を入れ、その場で感謝の言葉を言わなければならないというルールにします。感謝の言葉を口にする事を癖にすれば、自ずと考え方が変わってくるものです。

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