ミントリーフ・インターナショナル・プリスクールについて

子育て方法

弊社株式会社ZENでは子会社と併せて10園の保育園を運営しております。2021年4月には2園増えて12園になる予定です。今日は我々の保育園がどんなところなのか、どんな思いで運営しているのか、将来の子どもたちにどうなってもらいたいのかなどについて書いていきたいと思います。

2018年に保育所保育指針が約10年ぶりに改訂されました。それと同時期に小中学校の学習指導要領も変更がありました。今までと大きく変更された内容は、自分で考えて行動できる「アクティブ・ラーニング」が重要視されたことです。

教育の在り方が「教える」(Teaching)から「学ぶ」(Learning)へとシフトした事です。先生が子どもに一方的に教えるのではなく、子どもが自ら考えて学べる様に先生がフォローしていくスタイルが必要になります。

ミントリーフでは、これからの小中学校で必須になってくるアクティブ・ラーニングの基礎力を幼児期から育むことを目的として、子どもたちの「非認知的能力」を育むことを大切に考えております。

幼児期から行動の自由、選択の機会を与えることによって、思考する力をつけてもらいます。子どもの年齢でやれることを決めるのではなく、個々の能力や興味のレベルをしっかりと把握して、子ども一人一人に合ったタイミングで必要なことを提供していきます。

年中・年長になると、グループでのプロジェクトやディベートを通じて、他の人の意見をしっかりと聞いて自分の意見を発言できる、コミュニケーション能力、交渉力、協調性などを高められます。これは、小学校に上がってからのアクティブ・ラーニングに対応できる能力を身につけてもらうことを目的としています。

子どもたちが大人になる時代は、今の時代よりも更なる国際化、ロボットやAIが日常に入り込んでいる、今とは全く違う世界を生きていく事になるでしょう。そういった子どもたちの未来を見据えて、ミントリーフは子どもたちが本当に必要になる能力を最大限に引き出していくことを考えて、大切なお子様をお預かりしています。

ミントリーフの特徴①-レッジョ・エミリア教育

ミントリーフではレッジョ・エミリア教育をベースとした幼児教育を取り入れております。レッジョ・エミリア教育とは、これからの時代に必要になるスキルや能力を育むことができる世界最高峰の幼児教育の1つと言われており、Google社ディズニー社、世界銀行などの世界的企業の付属幼稚園でも取り入れられている、今世界で最も注目されている幼児教育です。

このレッジョ・エミリア教育はイタリアのレッジョ・エミリアという小さな街で生まれた教育ですが、今日では欧米諸国はもちろん、中東やアジア諸国にも広がっており、国や地域、文化や習慣にアレンジされた独自なレッジョ・エミリア教育アプローチが広がっています。日本では、イタリアのレッジョ・エミリア教育をそのままの形で取り入れるのではなく、日本の風土や文化を考慮したミントリーフ独自なメソッドを考案しました。

ミントリーフ・メソッドを創り上げたのは、アメリカの幼児教育者デイブ・ウィリアムズ先生です。デイブ先生は、アメリカで幼児教育の修士号を取得し、レッジョ・エミリア教育やその他、非認知的能力を育むための教育を合計15年間にわたってアメリカと日本で教えてきた幼児教育のプロフェッショナルです。

ミントリーフの特徴②-ドキュメンテーション

ドキュメンテーションとはレッジョ・エミリア教育のプロジェクト活動の実践記録の事で、子どもたちの活動の様子を撮った写真、活動中の会話記録、子どもたちが制作した作品、保育者による子どもたちの活動の説明などから構成されます。ドキュメンテーションの作成は、以下の3つの観点に基づきます。

① 写真と文字を効果的に組み合わせることによって、子どもたちの思考を可視化できるようにレイアウトします。子どもたちには、自分が過去に何をやりかけていたか、その時どう考えていたかを想起できる資料となります。また、同時に保育者間で子どもの意図や問題意識を確認し共有する媒体になります。

② ドキュメンテーションは結果報告としての記録でなく、子どもたちの探求活動の経過の記録です。子どもたちの言葉と表情を詳述し、他者との関係性の中でどう発達するのかを表現します。さらにその観察の中での保育者からの働きかけ方を記し、その後の活動の展開のためのアイディアも書き添えていきます。

③ 保育者は 「子どもは物事を教え込まれる受け身的な存在ではなく、経験に意味を見出し、他のものと関係づけて知識を構成していく存在」であると理解し、それをもとに子どもをしっかり観察し、記録を取っていきます。つまり、保育者は子どもを「可能性のかたまり」としてとらえ、子どもを「身体の小さい1人の人間」として尊重し接していきます。

日本でも子どもの観察記録が重要であることは常に言われていますが、それは個人、または保育者の仕事の振り返りのツールとして使われてきました。ドキュメンテーションは作成してそれで終わりではなく、子どもの活動に対す保護者の関心を高めて保育参加を促す役割も担っています。ドキュメンテーションを用いる事により、子どもと保育者の交流、保育者間の交流、保育者と親との交流が図られることによって、子どもの考えや発達、興味等を共有できるようになります。

このようなドキュメンテーションができる背景には、子どもを取り巻くすべての人々に「子どもたちの一人ひとりが、大切な、かけがえのない一人の人間として、尊重され認められながら育まれています」という考えが存在するからです。

ミントリーフの特徴③-英語教育

ミントリーフでは、英語を教えるのではなく、英語で何かを学べる環境を提供しています。幼児期の子どもにとって言語とは学ぶものではなく、他者と意思疎通をするためのコミュニケーションツールです。学校のテストのように正解・不正解を出すようなものではありません。

言葉はまず「聞く」事から始まり、そして少しずつ「話す」事が出来るようになってきます。英単語を無理やり覚えさせるのではなく、生きた使える英語を聞いて話せるようになることが大切なので、じっくり時間をかけて英語に慣れ親しんでもらう時間が必要になります。

また、幼児期の子どもにとってある年齢に達してからアルファベットや平仮名など文字を無理に勉強させるのではなく、子ども一人一人の発達状況や興味をしっかり観察しながら文字という概念を紹介していきます。

今まで日本で行われてきた英語を「勉強」として子どもに暗記させる方法では、子どもには本当の英語力は付きません。親御さんに対して英語の成果を「見せる」事が目的であれば、こうした短期的に暗記する方法でもいいのかもしれませんが、我々が目指している英語力とは、子どもが大人になって実践で使えるための英語力を目的としています。自然な英語の環境に身を置くことを心がけて大切なお子様をお預かりさせて頂いております。

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