子どもが知っておくべき7つの真実

人生設計

成功を積み重ねる事のできる大人になるには、幼少期どのようにして過ごしてきたかが大きく関係している事は明らかです。子どもたちは彼らの周りの大人、つまり私たち親や近しい大人たちが取っている行動を理解することが、子どもたちが将来どんな大人になりたいかを決定づける1つの要因になります。

自信に満ちた大人になるでしょうか?
周りからの圧力に耐え、危険なことを避けるようになるでしょうか?
他人を尊重し、地震の倫理観や価値観に従って生きれるでしょうか?
幸せで充実した人生を送ることができるでしょうか?

上述した「幸せで思いやりがあって、自信をもって、充実した人生を送る」 といった事は全て、ほとんどの親が子育てをするときにこんな大人になってほしいと願う事であると思います。

ここで大切なことは、上記のような人生を子どもが送るためにはどうすればいいのか、どうやってそのゴールにたどり着けばいいのかを考える事です。自分の情熱や人生のゴールに向かって一生懸命になれる何かを目指して成功できる人生を送るために子どもはどのようにして育っていくのでしょうか?

子どもが自分の望む人生を手に入れるために知っておくべき7つの真実についてお伝えしていきます。

1.失敗しても愛され続けている事

昨今、世の中では成功する事が一番重要であるという風潮があります。メディアは富と名声で「成功」した人を偶像化することが全てで、彼らがどのようにしてそこにたどり着いたかについてはあまり報道されることがありません。

そのようなメディアを見ている子どもたちは、「勝つことが全て」だという極端な考えになってしまい、自分の倫理や道徳を蔑ろにしてでもその「勝ち」を手に入れたいとねじ曲がった大人になってしまう可能性があります。

その結果として、富と名声という「成功」を手に入れる事はできるかもしれませんが、実際にそれがイコール幸せで充実した人生かというと、そうでないケースが多々あります。

子どもが「自分は愛されているんだ」と知ることによって、彼らが達成しようと努力していることが成功しようが失敗に終わろうが、いつも冷静でいられるようになります。このようにして、彼らは何か失敗した場合、自分が他の人よりも劣っている人間だと感じることなく、自分のやりたい事に邁進していくことが出来るようになります。

ここで一番大切なことは、子どもが自分の夢のために努力をするとき、彼らが彼らの価値観と自己意識を持ち続ける事です。

2.他人の意見はあくまでも他人の意見だという事

子どもが持っている素晴らしい能力の1つに、自分に対する自信があるという事があります。この能力は、子どもが自分がやりたいと思う事をやり遂げる力になります。子どもにとって自分で価値のある事だと思った事に対して、他人の目を気にしたり、他人の意見に従わなくてはならないなどのルールはありません。

自分がやりたい事や自分が重要だと思ったことがあれば、子どもはそれを行う事ができ、誰も彼らの夢を妨害したり止める権利はありません。

3.自分らしくいるだけで価値がある事

子どもたちは自分が愛されているか、愛されるに値する人間かを測るために何か特別なことをする必要は全くありません。私たちの社会では、多くの大人が自分の「やりたいこと」ではなく、「求められているもの」にもとづいて生活している人が多く存在します。

この考え方は、子どもたちが「自分に何が求められているのか」を追いかけて成長する事が大切だという考えに陥ってしまう可能性があります。本来、自分にとって重要なことや興味のある事、大切な事には価値があり、尊重されるに値する事だと教える事で、子どもたちは自分が自分らしくある事に対して誇りを持ち、自己肯定感を育んでいくことが出来るようになります。

4.自分で考える事ができる事

昨今のソーシャルメディアの世界では、自分の考え方がいかに正しいかを他人に納得してもらいたいと考える人で溢れかえっています。あなた自身、そのような動画や記事を毎日目にしているのではないでしょうか?

このような世界で育つ子どもに対して、私たち親の役割は「事実は1つしかないけれども、その事実に対して人それぞれ視点が違うのは当たり前であること」をしっかりと伝えることによって、子どもの批判的思考能力を育むことが出来ます。

この批判的思考能力を身につけた子どもたちは、目の前の事を自分で物事を考えて行動できるようになるだけでなく、自分の人生をどう切り開いていくべきかを効果的に考える事に繋がります。自分の思考プロセスと判断を信じることによって、人生の目標に向かって進むために最善の選択ができる可能性が高くなります。

5.教育が重要だという事

学校教育は時間の無駄だと考えた事はありませんか?ほとんどの子どもは学校教育の在り方や存在意義や教科の内容に関して無駄、若しくは楽しくないと感じているのが現実です。

たしかに大人になって因数分解の問題を解くことも、歴史の年表を覚えたり、古文を読んだりすることはありません。バブル期までの日本では、そのような教育が必要でしたが、それ以降の時代では、自分で考えて行動できるスキルが必要になっていました。

そいういった教育が必要とされながらも今までは戦前からの教育と何ら変わらない時代がずっと続いていました。しかし、日本でもようやくアクティブラーニングや子どもの主体性を大切にすることが教育現場に取り入れられる時期にきました。

学校教育には目の前の問題を解いたり暗記したりすることが目的ではなく、もっと高い目的があることを親として伝える必要があります。上述した批判的思考能力のような非認知能力を持つことが、目まぐるしく変わる世界の中で自分で何が必要で何をするべきかなど、臨機応変に物事に対応できる大人になる事ができるのです。

6.人生の辛さも楽しみの一環である事

人生の最終ゴールを達成することのみに価値を見出して満足する人は、人生の途中で起こり得る多くの喜びや楽しみを逃しています。人生は平たんなものではなく、山あり谷ありです。辛くて大変な時期もあれば楽しくてキラキラしている時期もあるという事を子どもたちが知っておくことは非常に重要です。

夢を実現したときだけではなく、夢に向かって突き進んでいる間も、たくさんの楽しみや満足感があります。友人、家族、そして新しい経験などが、自分の人生にとってどれほどかけがえのないものであるかに気づくことが出来ます。

成功への道のりを楽しむことが出来る人は、目標を達成して初めて幸せを感じれる人よりも、幸せになれる回数が断然多いのです。日々の小さな幸せを感じて、より良い人生を過ごしてくれることを子どもに願っている親であれば、子の事を子どもに伝えましょう。

7.思いやりを持った人間である事

あなたの考え方や信念、見解がどうであれ、人として思いやりを持ち、他人を気遣うことは、充実した人生を送るために非常に重要です。思いやりと人々を大切にすることの重要性を子どもに見せることによって、例え親と子どもの意見が違ったとしても、あなたはあなたの子どもがより思いやりを持った人間になる手助けをしている事になります。

文化や習慣、宗教や肌の色が違う人間がいる事、そうした外見的違いに目を向けるのではなく、人間の本質で共通する部分を見る事ができる人間になったとき、私たち人間はお互いを尊重し、思いやりと優しさに満ちた素晴らしい世界で暮らすことが出いるようになるでしょう。

こうした事を子どものうちから学ぶことによって、自分の信念と道徳心を強く持っている思いやりのある大人に育っていくことができ、上記のような理想的な世界に近づくことでしょう。

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