「初めて父親になる」人のために-①

人生設計

女性は妊娠すると、様々な感情や人生観の変かを経験する事があります。しかし、ほとんどの「初めて父親になる男性」にとっては、自分に子どもが生まれ家庭を持つことによって、自分自身の感情や考え方がどうなるかなんて想像つかないと思いますが、しっかりと自分自身と向き合う必要があります。

もし妊娠の事実に対してパニックになったり、圧倒されたり、恐怖感を感じたり、準備が出来ていないと感じたとしても、心配しないでください。ほとんどの「初めて父親になる」人は何かしらの感情に揺さぶられます。子どもが生まれる事は人生に中でも大きな変化です。色々な感情が混ざり合っていると思いますが、それは正常な反応ですので心配しないでください。

これから子どもが生まれてくることに対して、奥様の妊娠時期の過ごし方や親子関係の考え方など、考える事がたくさんありますが、それらをスムーズに進める準備をしっかりとできるように、これからいくつか今できる事を考えていきましょう。

赤ん坊の世話ができるか心配

初めて親になる人にとって赤ん坊のオムツの変え方やお風呂の入れ方、赤ん坊の抱き方などを学べるクラスが各市区町村が開催しています。それ以外にも親になるという事は初めて尽くしです。赤ん坊をチャイルドシートに乗せる、赤ん坊を眠らせる、粉ミルクを作る、夜泣きの対応をする、赤ん坊の健康に関して勉強する、近くにある小児科病院を調べるなど、今まで生きてきた中で全く経験したことのない事をこれからたくさん経験することになります。

このような事を経験できるクラスに参加する事はとても大切なことで、自分と同じ「初めて父親」になる同志が集まっているので、そこで色々と情報共有したり、また看護師さんや助産師さんなど専門家に色々と自分の不安な気持ちをぶつけるなど、相談する事も出来ます。こうした場所では助けを求めることに対して恥ずかしがったり躊躇する必要はありません。疑問や不安に思うことをどんどん聞いていきましょう。

良い父親になれるか不安

まずは、子育てクラスで学んだことを一度に全て完璧にこなそうと思わないでください。新しい環境に身を置くとき、例えば現在の奥様と結婚したときもそうですが、どうすれば良い旦那になれるかをはじめから知っているわけではありませんでしたよね?奥様と時間を共に過ごすことによって、少しずつ良い旦那になることを学んできたと思います。親になることもこれと同じように、いきなり全てがわかるわけではないので、できる範囲で少しずつ気長にやっていきましょう。

子どもが思春期になって、外出禁止令を出したり、車の乗り方を教えたり、人間関係の難しさ、仕事のキャリアの話をするようになるまではまだ十分な時間があります。このような事を教えるまでに、父親としてレベルを上げる十分な時間があります。子どもが育つようにあなたも父親として成長していきます。

父親になると他の父親と話したり、自分の父親からアドバイスをもらうこともできます。自分が子供の時父親とどんな関係にあったかを思い出してください。もしあまり良い関係が築けていなかった場合は、赤ん坊が生まれる前にカウンセラーや先輩パパなどに相談してみるのも手です。自分の父親世代の「父親」としての子どもとの関わり方と、今の時代のそれは大きく変わっています。そういった意味でも、色々なパパからの意見やアドバイスを受ける事は1つ大切なことだと思います。

金銭的に不安

新しくやってきた家族にかかる食費、衣料費、教育費など、今現在他の事に使っているお金をこうした費用に費やしていくことになります。それは仕方のない事実です。そこで、どうやって行けばうまくお金を回すことができるのかを考えてみましょう。

まず日本では、出産費用のほとんどを保険で賄ってくれます。会社勤めの方は、有給を使ったり、今では少し浸透してきた育児休暇も使う事が出来ます。このあたりは事前に会社に確認しておくことをお勧めします。

あとは、ファイナンシャルプランナーなどお金のプロを探すことです。保険屋さんと会って学資保険に加入する事は待ってください。まずは家計全体の把握をすることが大切です。資金管理や資産運用などについて学びましょう。また、先輩パパなどに相談をして家計をどうしているかなど話を聞いてみる事もお勧めです。

これからかかってくる子育て費用がいくらかかるのかを計算し、そのお金をどうやって作っていくかを考える事になります。それから学資保険に入るなり、株などで資産運用するなり、ご自身の収入と支出を考えたうえでできる事をやっていきましょう。

実際に子どもが小さいうちはそんなにお金は必要ありません。小学生になってから習い事が増えたり私立の学校には入ったりするとお金はかかります。大学生になると数百万円以上、海外留学の場合は数千万円必要になる場合もあります。

しっかりと事前にシミュレーションしておけば、子どもが大きくなって焦ったりすることがないので、金銭的にも精神的にも負担が少なくなるでしょう。

自分の自由時間はもう持つことができない?

父親になることが自分の時間を自由に使う事ができなくなるという様に考える必要はありません。もちろん、赤ん坊が産まれてすぐは夜泣きなどで睡眠時間が確実に減ります。しかし、ある程度赤ん坊が長時間寝れるようになると、奥様もあなたもある程度まとまった時間睡眠することが出来るようになります。

子育てをするにあたりとても重要なことは、奥様とあなたがそれぞれ負担になりすぎないように、協力してしっかりとコミュニケーションをとりながら育児をこなしていくことです。それと、同じ環境にいる新米の親と情報共有したり、そういったコミュニティーに参加することもお勧めです。

子どもが産まれてすぐの頃は、比較的子どもと一緒にいる時間を長く持つことが出来ます。この時期で最も重要なことは、子どもに本を読んであげることです。子どもに話しかけたり本を読んだりすることは、親が子どもの言語や脳の発達を刺激するためにできる最も重要な事でして、新生児の時期に話しかけたり本を読んだりすることが早すぎないという研究結果も出ています。

今まで謳歌できた自由な時間を失うという事に対する恐怖心や不安な気持ちは理解できますが、実際に子どもが産まれて子育てをすると、赤ん坊と一緒に過ごす時間をとても大切で尊いものであると気付くと思います。そうすると今まで不安に思っていた「自分の自由時間」の優先順位は自然と低くなってくると思います。

今回の内容もけっこうな量があるので、今回はここまでにさせて頂きます。この続きは次回のブログで書いていこうと思います。

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