世界1の大富豪イーロン・マスクの教育方法とは?

子育て方法

電気自動車メーカー「テスラ」の共同創設者、CEO兼宇宙開発企業「スペースX」の創業者でありCEOとして有名なイーロン・マスクの個人資産がアメリカ屈指の大企業エクソンモービル社の時価総額をうわ待ったというニュースが世界を駆け巡りました。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、2021年10月25日時点で世界一の大富豪であるイーロン・マスク氏の個人資産は2886億ドル(約33兆円)となり、エクソンモービルの時差総額2774億ドルを越えました。もはや個人で国を買えるレベルの金額です。

そんなマスク氏ですが、実は5人の子どもの父親でもあるのです。今回は、世界一の大富豪が子どもにどんな教育をしているのか、また子どもにどのような大人になってもらいたいと考えているのかなど、イーロン・マスクという1人の親として彼の考える教育論について考えていきたいと思います。

イーロン・マスクが自分の子どもに学校を建てた理由

イーロン・マスク氏の子どもたちはいわゆる「ホームスクーリング」を受けていますが、我々の考えるホームスクーリングとマスク氏の行っている「ホームスクーリング」には大きな違いがあります。マスク氏は自分の子どものために特別に「アドアストラ」という学校を建設しました。

何故マスク氏は自ら学校を建設して子どもを通わせるようになったのでしょうか?マスク氏にとって公立の学校や私立の学校で提供されている教育が、彼の中で標準以下に感じ、自分の子どもたちを平凡なカリキュラムを提供している学校に行かせる必要性がないと思ったからだそうです。

マスク氏は「子どもは様々な能力を持っており、その能力が開花される次期は人によって異なります。ですので子どもたちの適正と能力に合う様に教育を提供することが、より理にかなっている方法です。」と言います。

彼は公立の学校のカリキュラムは時代遅れのものであると感じています。学校は決まったカリキュラムをただ単に進める事を何年もの間繰り返しているだけです。たまに「新しいカリキュラム」として紹介されるものも、基本的には今までの内容を少し変更を加えた小手先のものであり、根本は全く変わっていません。

マスク氏の教育観

マスク氏の学校では、いわゆる「学年」でクラス編成しません。複式学級制度を取っています。子どもたちの興味、適正、能力に基づいて子どもたちを教育するために、マスク氏は世界で最高の教師を数人雇っています。個々での教師の役割は、子どもの興味や探求心を発展させるためにサポートする事です。

今までの大人が子どもに教えるという「大人主体」の教育ではなく、子どもが中心となって育てる「子ども主体」の教育を提供しているのです。これは私たちが最も大事にしている教育の根幹です。自分で考えて行動できるような大人になるためには、子どもが自ら興味を持ったことに向かって制限なくできる環境を提供する事が何よりも大切なのです。

さらにマスク氏の学校では、子どもの問題解決能力を育むため、予めやり方が決まった道具や発明品などを使わないように教えています。そうすることで自分で問題に直面し、解決方法を考えるようになります。

また、学校で子供たちは、分解するために電子機器の部品を渡されることがあります。その機器を分解すると、子どもたちはその各部品がそれぞれどのような役割を果たして、電子機器としてどのように動くかなどを分析して学んでいきます。

こうした教育を提供することで、イーロン・マスク氏は自分の子どもたちに部下など人についていく人(Follower)ではなく指導者やリーダー(Leader)になるように教えているのは明らかです。また、子どもたちがシステムの奴隷になるのではなく、子どもがしっかり成長し、ベストの自分になれるようになることを望んでいるのです。

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