あなたの思考があなたの人生をつくる

人生設計

人生とは、あなたがとった行動の結果です。つまり、収入、仕事、人間関係、家庭、健康などあなたを取り巻く環境は全てあなたの選択した行動の積み重ねなのです。行動とは、自分が考えた結果とるものです。

マザーテレサの有名な格言がありますね。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。


極論をいうと、あなたの思考があなたの運命を変えるのです。

顕在意識と潜在意識

人間の意識には、顕在意識と潜在意識の2種類存在します。例えば「今晩のごはん話にしよう?」とか「今日は電車の何両目に乗ろうかな?」など、意識的に考えている場合、顕在意識という部分を使っています。実は人間の行動のうち、この顕在意識はたったの5%しか使われていません。残りの95%はもう1つの意識、潜在意識が使われているのです。

潜在意識とは、例えばお風呂に入る時、どこの部位から洗うか、歯をみがくときどこからみがくか、靴を履くとき左右どちらから履くかなど、実生活でほとんど意識しない事を指します。自身の潜在意識下にある情報が完全に習慣化しており、その情報を元に我々は行動をしているのです。つまり人間の95%の行動は無意識に判断を繰り返している状態なのです。

三つ子の魂百までをぶっ壊~す!

幼少期に体験したことが自身の行動を決定付けます。つまり、幼少期にどのような経験をさせるか、意識付けさせるかによって、子どもの行動は変わってきます。

例えば子どもが親に向かって話しかけている時、親はスマホをいじっており、子どもの話も聞いていません。その時子供は大きな声で泣き叫びます。そうしてやっと親はスマホから目を離して子どもに注意をむけます。この行為は子どもの潜在意識に「大声で泣き叫ぶ」=「親の注意を引き付ける」とインストールされてしまいます。

子どもがわめいている時に「静かにしなさい!」と親に叱られる子どもに弟や妹が出来た場合、下の子が泣き叫んでいると上の子は親のように「うるさい、静かに知なさい!」と下の子に言うでしょう。反対に子どもがわめいている時に抱擁してあげて話を聞いてあげていれば、下の子が泣きわめいても上の子は下の子に罵声を浴びせたりしません。この行動も潜在意識から来ています。

この無意識による選択の繰り返しで、私たちは自分の人生を設計しているのです。物事が上手くいかなかったり、思い通りにいかない場合、その責任は全て自分にあります。上手くいかなかった結果を環境や他者に責任転嫁する人がいますが、考え方を変えない限り物事はうまくいかないと思います。思考を変える、つまり潜在意識にあるデータを書き換える作業をすれば、自分を変える事ができます。

習慣化は21日間の行動でできる!

テレビCMなどではお試しキャンペーンや初回無料キャンペーンなどのサービスが多くあります。その中で「まずは3週間お試し下さい」というフレーズを聞いたことない人はいないでしょう。この「3週間」という期間がキーになります。人間が新しい行動を取った場合、それば習慣化するのに21日間、すなわち3週間かかると言われています。3週間のお試し期間はまさにこの人間の行動学(心理学)を利用した理にかなったセールス手法ですね。

ダイエットもそうですね。はじめの頃はジムに通うことに億劫になってしまいますが、3週間通い続けることによってそれが習慣化し、最後にはジムに行かないと気持ち悪くなってしまいます。

この習慣化は良い習慣だけでなく、悪い習慣についても同じです。人間とは元来楽をする動物ですので、楽な方へ逃げていくのが当たり前です。しかも楽な方へ逃げる行動は簡単に3週間続けることができるので、それが習慣化して負のスパイラルに陥ってしまいます。

自分の中で、新たな行動習慣を作りたいと思ったら、はじめは強制的にそれをせざるを得ない環境を作ることです。先のジムの例で言うと、習慣化される前はジムに行くことに対して二の足を踏んでしまうので、強制的にジムに行く環境を作るのです。例えば、友人と一緒にジムに行く時間を約束する、プライベートレッスンを入れる、タクシーを家の前まで呼んでしまうなど、「気合や根性でやりきってやる!」的な根性論ではなく、逃げ道のない環境を作ることが大切です。

冒頭のマザーテレサの格言を反対から考えると、「人生は運命がつくる、運命は性格がつくる、性格は習慣がつくる、習慣は言葉がつくる、言葉は思考がつくる」となるので、結局思考が全ての源なのです。思考停止になるではなく、常に考えることによって自分の人生はいかようにでも変える事が可能なのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました